大分県を中心に各県、骨董品古美術品の
買取りを行なっております。
また月2回、福岡吉塚、福岡筑紫野で
骨董古美術市場を主宰しております。
骨董品、古美術品の買取りはお客様の
思いに寄り添い良心的に買取りする事を
心掛けておりますので
御安心してお電話ください。　店主

阿弥陀如来坐像

富貴寺大堂内

平安時代後期　県指定有形文化財

浄土思想阿弥陀信仰全盛期の建立時、壁面には色彩豊かに浄土変相図や丑十仏、胎臓界曼荼羅の中心部尊像、千手観音、堂内には三千仏が描かれ極楽浄土の世界観が広がっていたのだろう。現在では剥落が多いが僅かに残る色彩がその面影を残している、平安絵画の残る貴重な文化財である。華麗な漆箔の阿弥陀如来座像は現在では素木のままになってしまったが、半開のまなざしやふくよかな相貌はいにしえの姿を今にとどめて人々を極楽浄土の地へと導いてくれるのであろう。

熊野磨崖仏

平安時代後期　国指定重要文化財

大日如来と不動明王他石仏郡が熊野磨崖仏である。 磨崖仏が見る事の出来る開けた場までは鬼が一夜で築いたとされるうっすら苔の残る荒々しく乱積する急な石段を登らなければならない。不安定な古道の道のり、視線は安全に進む為足元にそそぐ事となる、ひたすら足元を見続けその場所にたどりつく、呼吸は乱れしばし休息と一息つく、見上げた先に不動明王が顕れる、今まで違う視線の広がりが不動明王や石仏群を雄大に感じさせ荘厳な雰囲気を与えてくれる。比方を見つめる不動明王は人間味ある慈悲の相をしておりやさしい眼差しで人々を出迎えてくれる。